02 向き合う学生を知る | 優秀層獲得のための新卒採用マニュアル徹底解説シリーズ
公開 2026/01/30
優秀層獲得のための新卒採用マニュアル徹底解説シリーズは、当サイトで公開している「優秀層獲得のための新卒採用マニュアル」を1章ごとに分割し、補足解説するものになります。
マニュアル自体はこちらから、個人情報の入力なし・無料でダウンロードできますので、ぜひこちらの記事と併せてご覧いただけますと幸いです。
<目次>
マクロ環境(労働市場の変化や世代間ギャップ)を理解する
まずは労働市場全体や新しい世代について理解することから始めましょう。
最低限押さえておきたいのは3点です。
転職活動の一般化
新卒市場の透明化
Z世代について
転職活動の一般化
労働市場の変化として、転職活動が一般化していることは皆さんもご存知だと思います。
特に、若手や中堅層の転職者数・転職希望数は直近顕著に増えてきており、転職を前提としてキャリア形成が当たり前になってきています。
それは中途採用の話で新卒採用にはあまり関係がない、と思った方は要注意です。
まだ社会に出ていない就活生であっても、どのように転職を絡めてキャリアアップしていくか、転職をベースにした時にファーストキャリアとしてどこを選ぶと良いのかといったように、自身のキャリア形成を転職ありきで考えている学生が非常に増えています。特に優秀層はその傾向にあります。
転職が一般化した市場において、どのように優秀層に選ばれる会社にしていくかを真摯に考えていく必要があります。


新卒市場の透明化
転職市場だけでなく、新卒市場単体もここ10年ほどで大きな変化を遂げています。
インターンシップの一般化や早期化などは1章でもお伝えしましたが、新卒市場の情報の透明性が高まったことも大きな変化の1つです。
ワンキャリアや外資就活ドットコム、オープンワークといった口コミベースの就活(転職)サービスが普及したことによって、企業の評判はもちろん、選考の内容やインターンシップの評判などを学生側が全て見れるようになりました。
また、上記のようなストック性のサービスだけでなく、LINE OPENCHATなどのSNSの普及でリアルタイムに情報を交換することができるようになりました。
学生側としては非常に便利な時代になりましたが、企業側としては良い面もあれば難しい面もあります。
就活準備が容易になったことで、スクリーニングや見極めの難易度が高まり、かつ選考の評判などにも気を配る必要性が増えてきました。
といっても、戦略をしっかりと立て、真摯に学生に向き合う企業が評価されるという話でもあるので、市場全体としては良い方向に向かっていると言えるでしょう。

Z世代について
今の就活生は「Z世代」と呼ばれる世代にあたります。
あくまで世代の傾向のことを指しているので、バイアスをかけて色眼鏡で学生を見てはいけませんが、参考程度に頭に入れておきたいです。
Z世代については、様々なところで傾向について語られますが、「生まれた時からスマホやSNSが普及している」「日本国内としてあまり景気が良くない」といった環境が要因で生まれる特徴が多いです。
面接や内定者フォローなどバイネームでの選考プロセスではフラットに個々人を見ていくのを推奨しますが、母集団形成やメッセージングなどは特にこの辺りを踏まえて戦略・戦術を考えることが大切です。

ミクロ環境(優秀層の志向性や人気企業)を理解する
優秀層の志向性や人気企業などのミクロ環境についても基本的にはマクロ環境からの地続きとなります。
前述のとおり、優秀な学生も安定志向・現実的な方が多いですが、安定を求める過程が十数年前と大きく異なります。
一昔前だと、国内の景気もよく、かつ終身雇用が当たり前の時代で、安定=ファーストキャリアで安定している大企業に頑張って入ることでした。
ただ、景気もやや不安定で、終身雇用制が崩れつつある今、安定=確かなスキルをつけることだと優秀な学生は理解しています。
そういった背景が人気企業などにも反映されており、各企業は採用戦略だけでなく、企業としての人材への考え方や組織風土なども考えるフェーズにきています。


新卒採用は事業づくりと同じ
現状の新卒採用の環境・状況を理解した上で、大切にしたい考え方として「採用を事業づくりと同じように考える」といったものがあります。
私自身様々な企業様の採用を見てきましたが、事業側の仕事ではユーザーインタビューやUX設計、競合調査やデータ分析などを当たり前のように行っているにもかかわらず、採用業務になるとこれらをはじめとした重要業務ができていないということが多々あります。
新卒採用は難易度も上がり、競争も激しくなっているため、これらのことをできていない企業は、少しずつ採用に真摯な企業に優秀な学生を取られていきます。
とはいえ、どこから行えば良いかわからない...という声も理解できます。
私は採用コンサルティングサービスを営んでいるので、ぜひご相談ください!と言いたいところですが、まずは就活生になりきって人気のサービスを使ってみたり、他の企業の採用ページを見てみるところからスタートするのをおすすめします。
学生の立場になることで、自分たちがどのように見えているのかを理解できたり、必要な要素が見えてきたりします。
その次のステップとして、採用を改善していくフェーズでお困りであれば、ぜひリクルーティングパートナーまでご相談いただけますと幸いです。
このような重要業務の設計や戦略の設計、さらにこの後のステップまでフォローいたします。

